日本では、小学校入学時にランドセルを購入したり、おじいちゃんおばあちゃんからプレゼントしてもらう機会もありますね。
リーズナブルなものから、高いもの、キャラクターやブランド物と毎年新しい種類が出ます。
しかし、フランスでは基本的に一般の子供が学校に持っていくランドセルはありません。
近年ではフランスでもしっかりとしたランドセルが販売されるようになりましたが、
庶民が気軽に買える金額ではないです。
一般人はリュックサックのようなカバンなど持っていきます。
種類もいろいろあって面白いですので、ランドセル事情を少し紹介します。
フランスのランドセルと、日本のランドセルの違い
フランス人は、「カルターブル」と言う学校用のリュックサックのようなカバンを購入します。
横長になったカバン、縦長のカバン、いろんなキャラクター、デザインで売られています。
素材はナイロンで、毎日沢山の教材を入れて通学するのでリュックサックよりも肩のあたりがしっかりしています。
左の画像がカルターブル、右が日本のランドセルです。
全く形も大きさも全く違いますが、良し悪しも全然違います。
<フランスランドセルの特徴>
良いところ
- 好きなキャラクターが選べる
- 大きくてたくさん入る
- 安く購入できる(5千円~1万円)
マイナス点
- 使い方で、壊れやすい
- 中身がばらばらになってしまう
<日本ランドセルの特徴>
良いところ
- みんなが同じカバン
- 丈夫で壊れにくい
- 6年間使える
- 中身がバラバラになることがない
マイナス点
- 高い!
私たちは日仏家庭なので、どちらも経験しましたが、やっぱり日本のランドセルはよくできている!!
少々乱暴に扱っても穴が開くことはありませんよね。
フランスのカバンは、やはりナイロンなので、こすれる部分にだんだんと穴があいたりして来ます。
家庭の事情もありますが、何回もカバンを買えない家庭は穴の空いたカバンを使用し、
結果的に馬鹿にされたりする悲しい事実もあります。
ランドセルだけではなく、文房具もフランスはお金があまりない人用に、安いペンや、ノートが販売されています。
でも、子供たちの中ではその安いペンなど持っていると、馬鹿にされる原因にもなってしまうんです。
フランス人の主人が言うには、
「フランスも日本のようにみんなが同じものを持っていくようにすれば、いじめも盗難も少なくなるのに」
と言っていました。
ただ、日本のランドセルは「値段が高い!」「自分は絶対に買わない」とも言っていました。
我が家はおばあちゃんが購入しましたが、フランスではカバンに5万円もかけること自体信じられないことなのです。
5万あれば、学校の教材、靴、服装、全て購入してもまだ余るぐらいですから…。
2万円ぐらいで買えるランドセルもありますが、それでも高いらしいです。
フランスの学校カバンは、高くても一万円はしません。
平均的に五千円ぐらいです。
でも、扱いが乱暴な子供は毎年買い換えないといけないので、結果的に高くなるんですけどね。
あとは、日本のランドセルは筆箱や小さなノートを入れる仕切りがしっかりしていますが、
フランスのカバンは、仕切りがないからカバンの中ですべてがぐちゃぐちゃになります。
うちの子が綺麗に入れていないせいもありますが。(笑)
たまに笑えないですけど…
筆箱すらすぐに出せない状況です。
日本にいた頃はきちんと整頓していたのに残念です。
カバンの差ですかね。
フランスの学校用カバンはリュックサックのような形で大きい
フランスの学校のノートや教科書は日本のものよりも大きいです。
ノートは日本の二倍ぐらいある大きさのものもあります。
お子さんが小学生でフランスに移ってくるなら、
フランスで使うノートはA4サイズより大きいので注意です。
左の画像がフランスのノート、右が日本の一般的なB5ノートです。
ちなみに日本と違ってフランスは子供の中で盗難が耐えません。
そのため、毎日自分のものは持って帰る習慣になっているので、
日によっては大人でも肩が痛くなるぐらい重たい日もあるんです。
だから肩の部分が補強されているんですね。
子供によっては、カバンに取っ手がついてコロがついて
スーツケースのようにゴロゴロ引いて持っていけるカバンもあります。
もちろん取っ手を収納してリュックのように背中に背おることもできます。
フランスでは大人がランドセルをファッションで使う
実は、丈夫で機能的に優れている日本のランドセルは、フランスでも注目され始めました。
ただ、日本と違うところは、ファッションの一部としてランドセルをおしゃれに使うのです。
子供のスクールバックではなく、大人のおしゃれなカバンとして使います。
ですので、たまに大人がランドセルを背負っていることがあります。
と言っても、フランスで販売されているランドセルは日本の小学生が背負っているものと違い、
結構おしゃれに制作されています。
価格は、子供用も大人用もだいたい800ユーロぐらいで、高級カバンです。
日本円に換算すると、だいたい10万以上です!
普通のフランス人家庭ではまず買うことはないですね・・・。
ですので見かけるとしてもパリの高級住宅街の有名人のお子さんとか
リッチな人ぐらいしか買いませんので、あまり見かけることはないです。
日本のランドセルは誇りに思っていい機能性、
耐久性にすぐれた高級バックと思っても良い気がしますね。
日本では大人ランドセルが比較的安価に販売
日本でも大人ランドセルと銘打たれたファッションリュックが比較的安価で売られていますね。
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このくらいの金額なら手が出しやすいですね。
おわりに
日本のランドセルはフランスでは使いにくいかもしれませんが、富裕層では使っている子もいます。
乱暴な子だと頻繁に買い替えが必要になるかもしれません。
フランスの大人向け、本格的なランドセルは、10万円程度します。
日本では比較的安価なものも出てますので、
ファッションで取り入れてもいいかもしれませんね。