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フランスの離乳食はいつから?どんな進め方?日本との違いと一緒にお話しします。

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食生活は国が変わると全く違います。

それは、赤ちゃんの頃から同じで、フランスの離乳食も日本と比べると食べ方の習慣が変わります。

 

食事の流れで、食事のあとにチーズ、デザートを食べる習慣も赤ちゃんの頃から始まります。

 

赤ちゃん連れてフランスに旅行する際の離乳食の種類や、習慣を紹介しますので参考にしてみてくださいね。

 

離乳食の開始時期

フランスの離乳食は生後6ヶ月から始まります。

 

フランスは、日本と違って母乳を与える人が少ないです。理由は、共働きだからという理由と育児は夫婦両立なので、ママだけが母乳で頑張らないといけないということがありません。

 

夜中もママは寝たまま、パパがミルクを与えることも当たり前です。

 

6ヶ月前後になると、夜寝る前のミルクに粉状のシリアルや、セモリナ粉をプラスしていきます。

 

これは、腹持ちをよくして、夜赤ちゃんが空腹で泣くことを避けるためです。やはり少し穀物が入ることで消化が長くなり翌朝まで起きることがなくなります。

 

基本的に共働きなので、寝不足にならないように、赤ちゃんは別の子供部屋で寝て、少々泣いても親は見に行きません。

 

私は、怖いので一緒に寝ていましたが、フランス人からすると、添い寝はおかしいみたいです。

 

基本的に私のように、完全母乳のみ!なんて人が少ないですので、夜に穀物入りのミルクを与えられないことが、成長に差が出るとか、親が休めないとか言われますが、

子供は、すくすく成長しています。

 

マイペースで気にしないことが第一ですね。

 

離乳食初期の献立6ヶ月

離乳食はじめは、野菜のペーストから始まります。

人参を柔らかく水だけで加熱したものをピューレ状にトロトロにしたものを与えていきます。

 

フランスでは、初めての野菜はなるべく混ぜないで

人参のみ、じゃがいものみと、分けて与えて行きます。

 

塩は入れずに、水だけで加熱します。そしてミキサーにかけます。

 

少し手間がかかるので、フランスでは、離乳食は市販のものを使うことが多いです。

 

私は、ハンドミキサーを買ったので、意外と簡単に離乳食を作ることができ、小さく小分けにして冷凍して使いました。

 

ほとんど食べないことが多いので、市販品を買って、捨てるのはもったいないですからね。

 

6ヶ月次のステップ

 

野菜の離乳食が始まって、スプーンで口の中に食べ物を入れることができてくれば、次のステップです。

 

ここが、日本と違うところですが、野菜のスープが前菜で、次メインになります。

 

メインは、ハム、ステーキ、魚、鶏肉をそのままフライパンで塩コショウつけずに焼きます。

 

ミキサーなどでペースト状にしたものを10gぐらい目安にして与えます。

 

たんぱく質補給としてゆで卵も、1/4ほど潰して与え始めます。

日本だと6か月でたんぱく質は早い…?みたいな風潮がありますが、フランスでは与え始めます。

 

次にデザートです。デザートは、フルーツをコンポートにしたものです。りんごや、洋なしを水で煮込みペースト状にします。こちらも、市販のものを買う人がほとんどです。

 

6ヶ月おやつ

日本でおやつの時間は3時ですが、フランスは4時になります。

 

フランスでは子供におやつを与える時間は大切なひとときと言われています。

 

子供用の小さなヨーグルトや、フロマージュブランと言って、ヨーグルトのようなクリームチーズを与えます。

あとは、フルーツです。バナナをつぶしたものや、コンポートです。

 

8ヶ月ぐらいからの離乳食

基本的に6ヶ月とかわりませんが、お肉の量は20gにアップします。

 

卵の量も1/3に増えます。

 

6ヶ月の時はスープに近いピューレでしたが、

少しずつ粒の量を荒くしていきます。

 

ピューレ状にした野菜の中に、お肉など混ぜてバターを少しずつ加えて脂肪分に慣らせていきます。

 

8ヶ月ぐらいになると、フランスパンを与えていきます。これが、日本とまた違うところなのですが、

フランスパンの端の方をちぎってそのまま与えるのです。

赤ちゃんは、おしゃぶり感覚でパンをかじったりして

遊びながら味を覚えていきます。

フランス人いわく、「フランスパンは赤ちゃんの歯では噛みちぎれないから大丈夫」なんて言うのですが・・・。

 

 

私は怖いです。与えるときはパンを喉に詰まらせるといけないので、目を離さないようにしてくださいね。

 

主人も子供が口の中に入れる物の大きさに敏感で、

とにかくなんでも小さくして与えていました。

 

10歳を過ぎても飴を与えないので、怖がり過ぎかもしれませんね。

 

1歳ぐらいの離乳食

フランスでは、1歳ぐらいになってから、やっとパスタやご飯を食べるようになります。

日本より少し遅い気がします。

 

パスタは、クタクタに茹でたパスタで、赤ちゃん用に小さなアルファベットの形や、細く短いものが売ってあります。

 

パスタをスープに入れて食べさせたり、バターと少量のお塩で味付けしたものを食べさせたりします。

 

ご飯は、日本と違ってお米をパスタのように茹でるので、ひと粒ひと粒パラパラになります。

トマトソースや野菜スープに混ぜて与えます。

 

食事は、前菜、メイン、チーズ、デザートの順番で

食べさせていきます。

 

野菜なども、形があるものを与えていき、

お肉もハンバーグなど、歯の生えぐあいによって

大きさを変えていきます。

 

ミルクは、食事で取れなかった栄養を補給するために必要ですので、お子さんの食事の量と合わせながら与えます。

 

長い人は、離乳食をほとんどたべず、哺乳瓶が3歳近くまで必要な人もいます。

 

フランスの離乳食まとめ

基本的にフランスはスープや、ピューレが多いです。

はっきり言って、日本のように大人の食事とは別に、離乳食を張り切って作る親はあまりいません。

 

既製品の離乳食の量も豊富にありますので

買う人が多いことと、作る時間がない人がほとんどです。

 

フランスで既製品の離乳食を買う時は、1パックの量が結構多いですので、お昼と夜食べるように分けて温めると無駄になりませんよ。

 

作っても全く食べない子や、よく食べる子、好き嫌いをする子などいろいろです。

 

哺乳瓶も、すぐに外せること、そうでない子など様々ですが、フランスの育児書や母子手帳に、個人差があるので無理に食べさせないことが一番大事と、書いてあります。

 

結局、体重さえ減っていかなければ大丈夫です。

食べないことにイライラしなくて大丈夫です。

大きくなるにつれて、食べるようになりますので。

 

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