フランスといえば、「美」の国、ファッションやブランド、ヘアーサロンなどトップクラス!
しかし、一般人が通う美容院はどうでしょう?
実際は全く違います。
日本のヘアーサロンに通い慣れている人は、フランスのヘアーサロンに来ると違った意味で驚くでしょう!!
実際に私が体験した美容院事情を参考までに、ご紹介します。
フランス美容院の値段
フランスは、美容院と理容院とは分かれていません。
ほとんどの美容院は、子供からお年寄り、男女関係なく同じ美容院に行きます。
料金は、男性カット、シャンプー 35ユーロ
日本円でおよそ4,480円!
女性カットシャンプーは、40ユーロ
日本円で5,120円です。
子供料金は12歳まで25ユーロ日本円で約3,200円なんです!
しかも、カラーやパーマは、80~100ユーロなので、それだけで12,800円になります。これにカットシャンプー代を追加することになります。
これは、普通のカラー代金です。日本だと普通のカラーは5,000円ぐらいが平均で、グラデーションカラーやメッシュを入れるとすれば、1万円ぐらいになりますよね。
フランスは、日本の値段よりプラス2千円ぐらいの値段が平均的です。
値段表は、お店に入る前にわかるように、看板やお店の窓ガラスに表示されていることが多いです。
入店時のサービス
日本では、お店に入ると必ず直ぐに店員さんが、かけつけてくれます。
フランスは、店員さんが忙しいと、とりあえず「ボンジュール」と言って、まず先に自分の用事を済ませます。(笑)
感じの悪い店員さんだと、関係なくまたせらせます。
日本では、コートを着ていれば店員さんが預かってくれ、貴重品やカバンは自分で管理しないといけません。
ですので、美容院に行く時はなるべく移動する際、邪魔にならないように小さなカバンにしましょう。
いよいよカットの始まりです
日本では、通常シャンプーをしてからカットに入りますが、フランスでは、ほとんどいきなりカットに入ります。
髪が汚れていたり、固めていたら洗ってくれますが、
別料金がかかります。
カットは、かなり早いです。
慣れた手つきであっという間にカット終了です。
日本だと、5倍ぐらい慎重に丁寧にカットしていきます。
時間がない人には、フランス式の方が良いかもしれませんね。
しかし、ほとんどのフランス在住日本人が経験しているように、カタログなどで「このような髪の毛が希望です」
といっても、同じようになることはほぼないです。
カット後びっくりすること!
では、カットをした後です!
なんと、ドライヤーで少し整えてブラシで髪を掃き落とし、終了~。
最初は「え?」と思いましたが、フランスでは普通みたいです。
結構ケチなフランス人は、シャンプー台を節約して自分の家でシャンプーする人が多いのです。
いつも主人と子供が髪の毛を切ってきたあとは、
小さな切った髪の毛が首周り、服、耳、頭全体に
たくさん付いたまま帰ってきます。
女性で、そのまま出かける人はシャンプーをお願いする人が多いです。
私は、シャンプーが別料金だと最初知らなかったので、
そのまま終了しました。
日本だと、首にタオルなど巻いて、その上からビニールで保護しますが、フランスはタオルなど巻きません。
ですので、首からあちこちに髪の毛が侵入し、とても
不快な感じになります。
それでも、シャンプー代を節約するのがフランス人。
シャンプーなしのカット料金は25ユーロぐらいです。
同じ値段なら、日本はシャンプーセットまでしてもらえますけどね。
付け加えに、女性のブローセット料金は、更に別料金です。とにかく全ての工程が分かれて、必要な人に必要なサービスをするような仕組みです。
良いような、悪いような、意見が分かれると思いますが、
日本の美容院に慣れていると、フランスの美容院は
本当に物足りない感じです。
シャンプーの仕方も雑です。
日本のように、「顔にお水が掛かっては申し訳ない」
という理由で、ガーゼなど置くこともなく、耳や顔に水が掛かってもお構いなし。
椅子も首のあたりが痛く、日本の「シャンプーされていると気持ちよくて寝てしまいそう・・。」という感覚とは遠く離れ、「早く終わって欲しい」と思うほど。
しかも、これは美容院だけではなくフランスのあらゆる
従業員に言えることですが、従業員同士の会話がひどいんです。
お客様お構いなしに、「昨日何をした」など世間話をします。これは、スーパーのレジでも同じで、
レジ同士離れているのに大声で世間話したりするお店があります。
フランス美容院事情まとめ
このように、お客様第一の日本と全く違うこの扱いに
きっとびっくりするでしょう。
今回は、一般の美容院を紹介しましたが、大手チェーン店の美容院なんて、もっとヒドイです。
従業員が何人もいて、とにかく一日に何人さばけるか!
というような戦いです。
ですので、個人店よりももっと雑で、自分が終わると
「次のお客さんがいるからささっと出て行って」と
言わんばかりに「さようならー」と言われます。
まず、店に入る前に値段表をしっかり読んで入る事、
荷物は少なめにする事、水が掛かっても気にしない事、
切った髪の毛があちらこちらにつくことは覚悟していくこと。
さいごに、希望の髪型にはならないことが多いこと!
これだけ覚悟しておけば、びっくりしないで済むでしょう!