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フランスで子どもと過ごす2泊3日集団で夏休みキャンプ!日中・朝晩の寒暖差28度・電子機器禁止の体験談

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2泊3日で集団でキャンプに行ってきました!

フランスには山があまりないので、登山は大人も子供も珍しいものです。

 

目的の一つに、ゲームやテレビ、パソコンと言った電子機器から離れることがあります。

 

日本もそうですが、フランスの子供たちも、テレビゲームや、スマートフォン、タブレットに一日中しがみついている子供が多いです。

 

ただ、結局、キャンプ後に長くゲームなどの電子機器に触る機会が増えた子が多くなったので、

わたしとしては疑問に思いました。

適度に自然に触れあっていればいいのでは?と。

 

さて、夏休み中に大自然の中で、2泊3日、ネットが使えない場所へ行きキャンプをしてきたので、

その体験をお伝えします。

 

キャンプ出発前に子どもはゲームを長くしたがった…

 

いよいよ、キャンプが目前と言ってうちの子はワクワク

待ちきれずに、家の中でテントを張って、寝ていました。

 

息子はテントの中で寝るということが初めてで、とても喜んでいました。

 

しかし、テレビや、ゲーム、携帯、ネットがない環境

に、少し不安があるようでした。

 

我が家では、ゲームは1時間から1時間半と決めているので、一日中ゲームすることはないのですが、

キャンプの一週間ゲームができないからと言って

いつもより長い時間ゲームをやらせて欲しいと言ってきました。

 

私は、内心「このキャンプは逆効果なのでは?」と思いました。

 

そして、当初私は一緒に行かないはずだったのに、

行く予定の親が急遽付き添えなくなり、私も一緒に行くことになりました。

 

私は、ネットがないと仕事もできないし、いろんな情報が探せないので行きたくありませんでしたが、

仕方なく行くことにしました。

 

キャンプの持ち物、持ってきてはいけないもの

<キャンプに持ってきてはいけないもの>

  • タブレットゲーム
  • 携帯(親は緊急時に必要。でもほとんど電波なし)
  • 電気製品(どっちみち充電するコンセントなし)
  • おもちゃ

 

<持ってくるもの>

  • 各自自炊する食器
  • テント
  • 山登り用の靴
  • 洗面道具
  • 食器を洗うもの

 

です。食事は4人ひと組のグループに分かれて

自炊し、食器も食べ終わったあと子供も一緒になって

準備から後片付けまで一緒にします。

 

驚くことに、どの子も嫌がることなく

お皿拭きなど一生懸命していました。

 

食事はキャンプ場の近くのお店でお肉とパンを

買って焼いて食べたり、レトルト品パスタを作ったり

ほとんど簡単な食事でした。

 

テレビや、ゲームがないと子供たちは何をする?

一日目は、テントを張り準備が終われば子供たちは特に話し合うこともなく、みんなでサッカーをし始めました。

参加できる親、女の子全てあつまり、みんなでワイワイ。

 

夕食を食べ、後片付けしてシャワーをし、懐中電灯一つのテントの中で、私たちのグループはカードゲームをしました。

 

私の子供の頃は、テレビもほとんど見ず、ずっと外で遊び、トランプなどして遊んでいたなーと思い出しました。

 

しかし、今の時代は時間があれば携帯を片手に生活している人が多いですよね。

 

不思議なことに、別に電気がなくてもゲームがなくても

子供たちは泣く子もおらず、楽しそうでした。

 

 

2日目朝から夜まで長い距離の山登り

 

2日目は朝から標高1600メートルまで山登りでした。

フランスは、日本と違ってあまり山がない地域が多いですので、子供たちは自然たっぷりの中で楽しく過ごしました。

 

ゲームも携帯もない環境で、大人も子供も必死に登り

普段の生活では見ることのできない景色に

感動していました。

 

他にも山を登る人がたくさんいましたが、ほとんどの人が、携帯など見ることもなく自然を満喫していました。

 

結構急な登りなど有り、はっきり言って私は皆についていくことが精一杯でした(笑)

もし、携帯を持っていても、見る余裕がないぐらいです。

 

しかも、私はお腹を壊してしまい、最悪な状況でした。

トイレなんてないんです!!!

 

山、山、山…

男性は、少し隠れてどこでも用を足すことができますが、

女性は我慢です。(気にしない人は草むらに隠れてしています)

 

やっとの思いで下山し、キャンプ場へ戻りました。

こういう時に、インターネットがあると、腹痛の事を調べられるのに・・・。

 

と思い、子供よりも自分がネットを必要としていることを痛感しました。

きつかったです…。

 

2日目は大きな滝を見に更に山登り

大自然の美しい景色を見せるために、更に山登り。

とても急な坂道や、階段を登りやっとの思いで

たどり着いた大きな滝を目の前にしたときは

来てよかったなーと思いました。

 

ずっと腹痛があったので、かなりきつかったですが、

(写真撮りそびれです…)

 

子供たちが誰ひとりダダをこねることなく

楽しくしている中、私だけ行かないなんて言えなかったので頑張りました。汗

 

夏のスキー場をうまく使った施設

フランスは、夏のスキー場もバカンス時期は多くの人が訪れます。

 

マウンテンバイクを貸出して、リフトに自転車ごと乗り込み頂上まで登ります。

 

そして、山道を自転車で降りて楽しむことがとても流行っています。

 

その他、ゴーカートのエンジンが付いていない乗り物で

上の方からジグザグ降りてきます。

 

これは、小さな子供から大人まで行列ができるほど人気でした。

 

冬はスキー客で賑わい、夏はこういった遊びができ、

多くの人がスキー場付近のホテルを一週間単位で借りてゆっくり過ごしていました。

 

標高が高いので、夏でもクーラーなしで気持ちよく過ごせます。日本の長野県スキー場付近の環境と似ています。

 

ほとんどの家はクーラーが付いていませんので、自然環境にとっては良いですね。

 

キャンプで寝るときも、昼間は38度ぐらい暑くても

お日様がなくなると、18度ぐらいまで下がり、

朝方は10度近くまで下がりました。

 

これは、日本と違ってフランスは緑が多いからだそうです。

気温差28度です…。

体調不良が、このせいでお腹が冷えたのもあるのでしょうか…。

フランスで自然の多いところに行くときは、寒暖差に耐えられる服装で行ったほうが良いですね。

 

しかし、反面、パリなどの都心に行くとアスファルトばかりで

日中の気温が下がらず問題になってもいます。

普段の街に慣れていると、自然と全然違うなと思います。

 

 

ゲームやインターネットから離れる目的のキャンプまとめ

 

最後の日は、子供たちも一緒に大人とテントを片付けたり、車に荷物を運んだり、退屈にしている子供はいませんでした。

 

帰りの車の中では、疲れきって寝ている子がほとんどでした。

 

しかし、家についてからすぐに手にする物=携帯電話

です。

 

今まで使えなかったことの反動で、ずっと釘付けでした。

それを見たとき、私はキャンプでわざわざネットがない環境に連れて行くことの意味があったのかどうか疑問に思いました。

 

我が家は、まだ子供がそこまでゲームに夢中ではないですが、ほかのお子さんは、キャンプの後からゲームする時間が増えてしまったらしいです。

 

無理に、ネット環境から切り離すよりも、ほどほどに

自然と触れ合う事と両立させたほうがよかったのではないかと思いました。

画面から離したいというなら、普段の生活を見直すほうがよっぽど効率的かもしれません。

 

これからの時代、ますますネットが便利で生活に欠かせない物になってきますので、うまく外遊びと両立させることができれば一番いいですね。

 

 

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