いま現在私は、フランス人の配偶者ビザで住んでいます。
最初のビザを取得したのは、
2003年6ヶ月間の学生ビザ。
続けて
2004年ワーキングホリデイビザ1年
2007年配偶者ビザを取得してきました。
日本とフランスを行き来し、
フランス在住歴はトータルで6年ぐらいです。
一度は行ってみたい、暮らしてみたいと思っても、
ビザ取得がハードル・・・どうしたらよいか??
と思っているあなたに、参考になればと思います。
フランスで暮らすためには、必ずビザが必要!
まず、フランスで暮らす為に一番に必要なもの。
それは、ビザ ですよね。
ビザとは、簡単に説明すると、入国許可証です。
ビザは外国人が自分の国に長く住むことにより、
適した人物かを審査されて許可がおります。
これは、日本に来る外国人も同じことです。
国によって違いますが、
フランスでは3ヶ月の間、観光ビザと言って
パスポートのみで3ヶ月間は滞在できます。
3ヶ月以上滞在したい方は、長期滞在ビザを取る必要があります。
ビザなしで3ヶ月以上の滞在は不法滞在になります。
もちろんですが、
過去に犯罪を犯したり滞在するための所持金がなければ許可が下りません。
一般的なビザの種類や、大使館でのビザ予約方法の注意点とは?
このビザには、何種類かありますが、
今回は一般の方向けに三種類ほど紹介します。
(一般でない例は研究者など)
また、大使館でビザ予約をすることになるので、
その注意点などをお伝えします。
その1:学生ビザ
フランスの大学へ編入や、語学留学生に与えられるビザです。
私は、既に社会人だったので語学留学という形でビザを取りました。
学生ビザは、まずCampusFranceというところでアカウントを作り、
学生ビザの手続きを行います。
次に、在日本フランス大使館のホームページから
ビザ申請の手続きに入ります。
たくさん書類がいるので、
忘れないように全部揃えてくださいね。
そして、フランス大使館ホームページからビザ申請の予約をします。
住んでいる地域によって申請する場所が、
東京にあるフランス大使館か
京都にあるフランス領事館
にわかれますので、ご注意ください。
後は、申請が通れば、ビザの貼られたパスポートを大使館に取りに行くだけです。
フランスに到着したら3ヶ月以内に住んでいる地域の移民局に行って、
滞在許可証の申請を行います。
この時にパスポートのビザを元にフランスで必要な身分証明証を作成します。
その2:ワーキングホリデイビザ
フランスと日本の若者が自由な時間を利用し、
お互いの文化や生活習慣に触れる機会を
作るためにできたビザです。
ワーキングホリデイビザは、
つぎの条件が必要になります。
18歳以上30歳以下であること
フランスを知るための渡航で、なおかつ仕事に就く意思があること
フランスへのワーキングホリデイビザを過去に取得していないこと
子供同伴ではないこと
(フランス大使館ホームページより)
このビザは、フランスを知るためには、
本当にいい機会を与えてくれるビザです。
私は、学生ビザの期限が切れて一度日本に帰国し、
次にワーキングホリデイビザを取得しました。
このビザを取るためには、
動機を作文にして書きます。
この時にフランスで何をしたいかを
明確に書くと、審査にとおりやすいです。
私は、すごくフランスで料理がしたかったので、
自分の思いを何枚も作文にしました。
ワーキングホリデイビザの作文は、
「自分がなぜフランスに行きたいか」「フランスのどういうところが好きか」「フランスに滞在したとき何をしたか」「何を感じたか」「フランスに行くとすれば、何が目的か」「フランスでの将来、自分の夢」
などを400字詰め原稿用紙で6枚ぐらい書きました。
毎年、採用人数の枠が決まっていて
審査に落ちる人もいます。
3回目でやっともらえた人もいます。
とにかく自分の思いを伝えましょう。
フランスで働いてみたい人は、このビザなら1年間は働けます。
申請方法は同じくフランス大使館ホームページから申請し、
ホームページに書いてある必要書類を揃えて申請する予約をいれます。
ホームページから予約を入れておかないと、
受け付けてもらえませんので注意してください。
その3:就業ビザ
このビザは フランスの企業がどうしても日本人を雇いたい時に
フランス労働局に申し込みをして日本人を雇おうとするときに発生するビザです。
企業が審査に通れば許可がもらえるビザなんですね。
フランスは失業者が多いため、大使館側は、
「失業者が多いのに、なぜ日本人を雇わなければいけないのか?」
と思っています。
なので申請企業は理由を労働局からしつこく聞かれます。
そのために、労働者側で自分の仕事能力のアピールは必須なんですね。
アピールのときには明確な理由が必要です。
例えば、
「和食」など日本人が優れた技術を持っている場合。
そんな時は直ぐに許可が下ります。
その他にも現地で配布されている日本人向けのフランス情報紙に、
「ビザが取得できます」と書いてあります。
ぱど的なものですね。
その中で日本人が経営している会社の場合、
日本語で応対してくれることもあります。
特に職種が決まっていない方は、こういった場所に現地で問い合わせてみましょう。
その他にもフランスの求人情報が載っているサイトをいくつか紹介します。
その場合はまずワーキングホリデイで働き、
自分の仕事能力を見てもらうことになります。
働いている途中、ビザが理由で日本に帰らないといけないとしたら、
会社の方がフランスに残る手段をいろいろ探してくれると思います。
働きぶりが良ければ、ですが…。
しかし、そもそも日本人はフランス人よりも一生懸命働く人が多いですし、
手先が器用、文句をあまり言わない、時間を守るなど、
会社からすればフランス人より日本人の方が何倍も雇いたいので、最初のイメージはかなりいいはずです。
あなたの頑張り次第ですね!
大使館でのビザ予約がうまくいかないときは、電話しましょう!
人によってはビザがなかなか発行されないこともあります。
私はビザ予約を問題なく行えましたが…。
だんだんホームページのシステムが変わり、
今は私が取得した当時より、
ホームページのビザの予約方法の仕方が丁寧に説明されています。
問合わせているのに、返答がない場合、
ビザ予約のことについては問い合わせをしても返信はしません
と記載がありますので、注意しましょう。
本当に困った場合は、毎日でも電話で問い合わせしたほうが良いと思います。
私は困ったときは何度も電話しました。
フランス大使館なので、日本人ではなくフランス人がフランス語で電話口に出ることもあります。
そこではビビらず、「日本語でお願いします!」と言うと、日本語で対応してくれるか、
日本語ができる人に代わってもらえますよ。
まずは短期でフランスで暮らすことをおすすめ!
フランスだけではなく、海外で暮らすためには必ずビザがいります。
お金がある方は、ビザなしで3ヶ月、
ホテルと短期貸しアパートでお金を前払いし、
3ヶ月フランスで暮らしてみても良いかもしれません。
ただしこの観光ビザでは働くことはできませんので注意してください。
学生ビザは働ける時間が決まっていますが、働く場所によって変わってきます。
ワーキングホリデイビザは、問題なく働けます。
おわりに
旅行するにはとてもよい国ですが、
やはり旅行と実際生活するのは違ってきます。
言葉がしゃべれないから不安・・・
と思う方もいらっしゃるかと思います。
確かに、言葉は暮らしに欠かせない部分です。
しかし、自分のやりたいことが決まっていれば、
フランスに来てから、現地の語学学校にいろんな国の人と混ざって勉強し、
後は自分で頑張ればなんとかなります!!
私はフランスに行く前に日本で勉強していきましたが、
現地では全く聞き取れない&伝わらない状態でした。
極論、そんな状態でも生きていけます(笑)
なんとなく言葉が分かってきて楽しくなってきたのは3ヶ月以上経ってからでした。
フランスは自己主張をしないといけません。
相手も主張してきますので、日本語でも何でも自分の意見をはっきり言いましょう。
これは日本にいるときから意識できますね。
ちなみにフランス人は、ヘタに英語などで話すと嫌な顔をする人が多いです。
あまり英語が好きじゃないみたいですね。
なので、伝わらなくても日本語で一生懸命話そうとしたほうが
フランス人からは好感が持てるそうです。笑
パリに住むなら、日本人会というところでもフランス語講座がありますよ。
あなたが無事にフランスで働けますように!
活躍する日本人がフランスで増えること、楽しみにしています!
追伸:言葉の壁
私はフランスに来たとき、日本で勉強していきましたが、現地に着くと全く聞き取れない&伝わらない状態でした。
しかしそんな状態でも生きていけます(笑)
言葉は暮らしに欠かせない部分です。
詳しく記事にしましたので、ぜひ読んでみてくださいね。
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