フランス住まいの私がつづる暮らしの気づきについて

等身大のフランス暮らし

フランスでの生活事情

エールフランス航空まで!?フランスのストライキ事情が思った以上に凄かった…

更新日:

日本に住んでいると滅多に見ることも影響を受けることもないストライキ!

でも、フランスに来てみるとびっくりするストライキの凄さ。

 

LA GREVE (ラ、グレーブ)と言うフランス人には当たり前のストライキですが、

日本で育った私には理解できないストライキの事情を紹介します。

 

旅行の時などにストライキの時期と重なってしまうと、かなり困ります。

もしもの時に参考にしてくださいね。

 

フランスの従業員にとってのストライキとはどんなもの?

フランスからすると、

ストライキは、労働者の権利を主張する方法です。

 

従業員に労働時間、給料、会社方針に不満があれば従業員皆でストライキをして

会社に

「自分たちは反対だ!」

「給料あげろ!」

「休暇を増やせ!!」

など訴えます。

 

従業員が、仕事しないでストライキを行っている間、

会社側は大きな損害を負います。

なので、会社側が要求を受け入れるまで従業員は戦います!

災害があってもどうにか出勤しようとする日本とは

真逆ですよね。

 

私は、お客様第一に考える日本の育ち方なので、

人に迷惑をかけるストライキの行為が

本当に理解できないので

迷惑でしかないんですけど…。

 

ストライキ中に何をしているの?

ストライキの多くは、会社の入口を塞いで、

ほかのストライキに参加していない従業員を

会社の中に入れようとしません

 

そして、バーベキューをしたり、会社の前で寝そべったりします。

このストライキ中はほとんど給料も入りません。

 

ストライキに参加したくない人は給料が出ませんから、

いい迷惑なんです。

 

しかし、フランス人が

昔から作り上げてきた人権の自由で、

不満があればすぐにストライキを起こして

反対運動をすることが当たり前なのです。

 

困るストライキその1、エールフランス航空ストライキ

日本ではありえないことですが、お客様のことなんて考えません。

いかに、お客様を困らせるかが目的なストライキです。

 

パイロットや、スチュワーデス、スーツケースを飛行機に乗せる人などが、

いろんな目的でストライキをします。

 

このストライキの時期は日本のエールフランス事務所は大忙しです。

困っているお客様に対応に、24時間追われます。

 

チケットの条件はありますが、

ストライキの場合に搭乗便を手数料なしで変更することができますので、

購入前には

一応「ストライキの場合はどのようになりますか?」と

聞いてみてくださいね。

 

早くからチケットを購入しておければ、

出発の2日前にストライキで飛行機が飛ばない時に

パニックにならず、すぐに対応することができます。

 

困るストライキその2、鉄道会社のストライキ

こちらも有名ですが、日本で言うJRのような

大きな鉄道会社がストライキを起こします。

 

この鉄道会社のストライキは年に何回かあることが普通ですので、

フランス人は慣れています。

 

しかし、私のように初めて日本からフランスに来て

フランス語が話せない外国人にとっては、

一体何が起こっているのか訳がわかりません。

 

電車の出発時間になっても電車は到着しません。

ストライキという言葉を知らなかった私は

片言の英語で「なんで電車が来ないのでしょう?」

とあたりの人に聞いてみました。

ストライキなので、次の電車は3時間後よ」と。。。

 

気が遠くなりそうでしたが、

なんとか帰りの飛行機に間に合うように空港に到着しました。

 

日本から出発する時に、

ストライキについて全く無知のままだったのでびっくりしました。

 

電車、新幹線、バス、あらゆる交通手段が

ストに入ると本当に外国人にとっては

限られた時間での移動にとても困ります。

 

ストライキは、

48時間前にいつどこでどんなストライキをするか

報告しないといけないので、

日本を離れる前に

ストライキ情報は大使館のホームページなどを見て

確認したほうがいいですよ。

 

公務員、美術館などもストライキするときがある!

観光客でいつも人がいっぱいな美術館も

ストライキを起こす時があります。

 

どんなに多くの観光客が困ろうと、

「自分たちには自分たちの主張を通す権利がある!」と。

まずは、自分なのです!

 

ストライキの目的は、

「自分たちが仕事をしなければ

こんなにも多くの人が困るんだから

会社側は私たちの要求を飲み込みなさい!」

ということです。

 

フランス人からしてみれば、困るのですが

ストライキをして主張しないと

給料も上がらない会社もあるそうです。

 

困るのは、公務員のストライキもです!

学校の先生まで生徒をほったらかしでストライキします

 

 

学校給食のセンターもストライキします。

フランスは共働きなので学校がストに入ると

親も有給休暇などをとり、大変な迷惑になります。

 

病院もストライキするんです!!

もちろん、病院の先生も看護婦さんも

患者さんがどれだけ困ってもストライキします。

ストライキをしない従業員の負担は計り知れないです。

 

大統領が下した新しい法律や改革法案などに対しても反発します!

まさに、今記事を書いているこの瞬間にも起こっている

ストライキの原因です。

 

フランスは大統領が変わって新しい法律や改革を提案すると、

必ずと言って良いほど反対派がストライキやデモ行進をします。

 

はっきり言って、

私はフランスに来た時にこの国は国民が変わらないと、

いくら良い大統領になったとしても、

いたるところでストライキをおこされると、

法律を撤回するしかないので、

良い方向には行かない気がしました。

 

ソルボンヌ大学の学生もストライキの真っ最中で、

大統領が大学入学の方法を少し変えようとしていることに対し、

学業はどんな市民にも平等に学べることが出来る事を主張しています。

 

フランスは高校卒業資格(バカロレア)の資格があれば

基本的にどんな大学でも入学できます。

日本のように大学入試の猛勉強などありません。

バカロレアの資格を取るときは日本の高校入試ぐらいの勉強があります。

 

この、誰でも大学に入れるシステムを変えようということなのです。

 

日本からしてみれば羨ましいことですが、

大学に入っても卒業する生徒は半分未満の大学もあります。

 

一番は大学に入ることではなく、卒業することなのです。

日本に比べれば本当に甘いフランスの学業。

日本人の幼稚園から「お受験」がある世界、高校や、大学入学時に試験があり、

学校別にレベルが違うことは、市民の人権の平等ではない!!

とフランス人は言います。

 

それなら、

「頭のいい人しか医者になったり、いい企業に入ることができないのか?」

と質問され、

「だから、みんな必死で勉強するのよ」

と言ったら、

「絶対おかしい!平等ではない」

と言われました。考え方の違いですね。

 

フランスでは、大学院(修士・博士)大統領、政治家等が行く大学には入学選別があります。

しかし、そのほかの大学(学士)には選別はありません。

 

大学のストライキは学生が正門を塞いで

中に誰も入れないようにしてしまいます。

 

もちろんストライキの間は勉強したい学生はできません。

後から必死で単位をとります。

 

本気で勉強したい人には

いい迷惑の何者でもないと私は思いますが、

フランス人からすると主張は必要!の考えです。

 

フランスのストライキまとめ

ここにあげたいくつかの大きなストライキの他に、

あらゆる企業が従業員によってストライキしています。

 

はっきり言って年間を通してストライキがない事がないほど

フランスのあちらこちらで従業員が騒いでいます。

 

去年とても困ったことの一つで、

ガソリンを運ぶトラックがストライキを起こした時に

フランス各地でガソリンスタンドに

ガソリンがない大変迷惑なストライキがありました。

 

今年は、交通速度が変わる予告がありますので、

それに対してストライキがあると思います。

日本で60キロ走行の道路がフランスでは90キロです。

 

しかし、交通事故が多いので

90キロから80キロに下げる提案です。

今でさえ90キロでまじめに走行していると、

何台も私の車を追い越していきます。

 

80キロになると、きっとあらゆるところで速度取締りが行われ、

たくさんの人が切符を切られ、免許証も失うでしょう。

そして必ずストライキが起こると思います。

 

結局国民が決めるんです。。。

 

フランス人はストライキと言う主張は必要と言いますが、

私は他に方法がないものかと思います。

でも、現状はそれしかないから

ストライキが頻繁に起こるのかもしれませんね。

 

日本の皆さんは、必ず旅行前にはチェックしてから

出発することをおすすめします。

-フランスでの生活事情

Copyright© 等身大のフランス暮らし , 2022 All Rights Reserved.