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フランスの面白い習慣をご紹介!日本との違いや文化・食事編その4

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生まれ育った環境が違うと、日本国内でも家庭により習慣がかわります。

今回は、フランス生活をした時にびっくりした食事の場面での出来事を

紹介します。

 

 

乾杯をするときの言葉

フランスは、みんなで楽しく乾杯をするときの声がけがいくつかあります。

 

日本も同じですが、

「合格おめでとう!かんぱーい!」「結婚おめでとう!」

「卒業、入学おめでとう!」と

なにかお祝いするときはフランスもお祝いの言葉を添えて、乾杯します。

 

しかし、家族や友達とただ集まって一杯飲んだり食事をするときにも

必ず乾杯をします。その時の決まり文句を知ると面白いんです!

 

「チンチン!」

え?!と思われた方もいるかもしれません。

私も初めて聞いたときは、自分の耳を疑いました。

チンチン」って・・・。

 

これ、「乾杯!」の意味なんです!!!

グラスとグラスをぶつけると、

「チン、チン」と音がするところから来ていると思いますが、

日本人からしたら、ビックリどころか、恥ずかしくなりますよね。

 

でも、一番よく使われているかもしれません。

年末にテレビの宣伝で、

乾杯をする時の「おつまみチーズ」の宣伝がありました。

そのテーマが、「チンチン スペシャル パーティー」です・・・。

可愛い顔したフランス人女性が「ちんちんスペシャル!」とか言いながら楽しそうに騒いでるんです・・・。

 

日本語の意味が分かる10歳の息子はもちろん大笑い!

その宣伝が放送されると、お腹抱えて転がって笑っていました。

 

私は、主人に「これ、日本じゃありえないよね・・・。」と言いました。

主人は「文化の違いだね」と。

 

きっと、旅行でこられた時にどこかで耳にすることがあると思います。

知っていると、自分も同じ言葉で返してあげることができますね。

 

「ア、ラ、ヴォートル!」

これは、ア=~に ラ=冠詞 ヴォートル=あなたの

直訳すると、「あなたに乾杯」という感じです。

素敵なひびきですね。

この言葉もよく使われています。

 

「ア、   ヴォートル サンテ!」

上の言葉とほぼ同じ意味を持ちますが、サンテ=健康

ですので、直訳で「あなたの健康のために」と祈りを込めながら乾杯します。

ただの「サンテ!」だけで済ませる時もあります。

 

 

夕方になると、食前酒を飲む習慣 

これはフランスに来るまで、私には無かった習慣です。

家族、友達、会社の集まりで皆と夕方5時ぐらいまで一緒にいると、

必ずと言っていいほど、

「アペロ?」「食前酒飲む?」

というふうになります。

正確には「アペリティフ」言いますが、知り合いの中では「アペロ」と

省略されます。

 

だいたい、カクテルやビール、がメインです。

テーブルの真ん中には

ピーナッツ、チップス、サラミ、などおつまみが並び、みんなでおしゃべりしながら

飲んで、食べてそして、帰る。

 

家に人が来る時も

「今日うちで一緒にアペロしようよ」という感じで

だいたい19時ぐらいから食前酒が始まって、

その人が帰るまではごはんが食べられない

 

9時ぐらいにようやく帰ってから、食事がスタートなんです。

もちろん私たちがほかの人の家に

「アペリティフ」だけお呼ばれした時も、食前酒のみです。

 

子供が小さかった頃は子供の夕飯が

夜の10時とかになったりして、大迷惑でした。

食事に招待するときは違いますが、

食前酒のみ招待するときは食事を出しません。

 

これは、私はどうしても矛盾していると思うので

主人には、

「誰かを食前酒だけで家に招待するのはやめてほしい。

ご飯食べるの遅くなるし、どうせなら一緒にたべればいいじゃん?」

と言ってから 我が家では食前酒だけ飲ませて帰ることは無くなりました。

 

ほかの家に招待されたときは、

前もって夕飯もすぐ食べれるように

準備して出発するようにしています。

 

もし、あなたが「アペリティフ」に呼ばれた場合は

食事が出ませんのでびっくりしないように、してくださいね。

 

フランス人の食事の仕方

レストランに行って最初に「食前酒」選び、

料理が出てくるまでゆっくりと食前酒を楽しみます。

 

次に前菜が出て、前菜と一緒に合うワインを飲みます。

次に、魚料理 こちらも魚に合わせたワインに変えます。

そして肉料理、もちろんお肉にあったワインに変更。

 

メインのあとは、チーズです。

こちらはお肉の時のワインをそのまま飲む人が多いです。

 

デザート!!

ほとんどの人がデザートと発泡酒(シャンパンやスパークリングワイン)を飲みます。

 

さらに!

食後のあとに飲む食後酒。

ブランデーやカクテル、シャンパン

というところが、出かけたり、パーティーなどお呼ばれしたとき、

クリスマスや年末年始に家族と豪華な食事を

家でするときの食事方法です。

お酒飲めない人はジュースが出ます。

 

しかし、普段の食事は、家庭によりますが、

前菜でも、ただの人参サラダだったり、

ハムを まず自分の前に用意されているお皿にのせてそれだけ食べたあと、

次にメインが来ます。

 

メインはパスタをただ茹でてハンバーグを焼いたものと一緒に乗せて

食べるとか、グラタンをのせて食べるとか、日本と違って簡単な料理で、

しかも日本のように食卓におかずを並べて

皆で箸をつつくことは絶対にしません。

一人ひとり自分のお皿に分けて食べます。

 

普段の料理は共働きで時間がないので、

いかに簡単に作るかが優先されます。

そしてメインを食べ終わったら、チーズをパンにのせて食べます。

その後、必ずシメはデザート!!

 

日本は食後にデザートは毎日しませんよね?

フランスは子供の時から

食後は必ずデザートを食べます。

 

ヨーグルトだったり、プリンだったり、チョコムースだったり

たまにはフルーツ食べる時もあります。

 

息子は小さな頃から食後にデザートが当たり前だったので、

必ず食後に「今日はなんのデザートがある?」と聞いてきます。

フランス人はデザートを食べ終わらないと

食事が終わった気分にならないみたいですね。

 

デザート好きな私には嬉しいことですけど、

気を付けないと体のラインが崩れます(笑)

 

まとめ

食事の仕方は全く違います。

あとは、麺類やスープを飲む時は音を立てない事は、ご存知かと思いますが、

これは、かなり嫌がられます。

とても下品で、食事中「クチャクチャ」音をさせるのもダメです。

 

ラーメンや味噌汁、お茶などをすすっていただくことが普通な日本人にとって

少し食べづらいですが音は立てないようにしましょう。

 

旅行に来た時にレストランで音を立てて食べると、

隣の席の人に「日本人って下品ね」

と、思われます。

 

実際には、中国人と日本人の区別がつかないので

中国人と思われていますけどね・・・。

コーヒーも「ズズズ-」と音を立てて飲まないように(笑)

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